佐川急便の作業員とされる人物が、荷物を運びながら電子タバコのようなものを吸っている動画がXで拡散され、注目を集めています。
動画を見ると、
「仕事中に吸っていいの?」
と思ってしまいますよね。
一方で、
「紙タバコじゃなくて電子タバコなら、そこまで問題?」
という見方もありそうです。
でも、自分の荷物だったらどうでしょう。
服かもしれない。
食品かもしれない。
誰かへのプレゼントかもしれない。
そう考えると、
「これって会社的にはOKなの?」
と気になってきます。
さらに、
「そもそも本当に勤務中だったの?」
という疑問もあります。
勤務中の喫煙はどうなっているのか。
荷物への影響はあるのか。
そして会社のルール以前に、仕事中の振る舞いとしてどうなのか。
佐川急便の喫煙動画とは
【悲報】
日本最大手の運送会社『佐川急便』さん。荷物の運搬中に電子タバコを吸いながら作業をしているところを動画に撮られてしまう。#佐川急便 pic.twitter.com/Ig6CxmpriP
— 豆太 (@mametu_b) August 16, 2026
話題になっているのは、2026年8月にXで拡散された動画です。
映像には、佐川急便の制服とみられる服装の人物が荷物を運んでいる様子が映っています。
その際、口元には電子タバコのように見えるものがあり、荷物を扱いながら使用しているように見えることから注目されました。
ただし、ここは冷静に見ておく必要があります。
動画だけでは、撮影された詳しい場所や営業所、人物の所属などは確認できません。
また、映っているものが電子タバコなのか加熱式たばこなのか、製品の種類も断定できません。
さらに、実際に荷物へ臭いなどの影響があったとも確認されていません。
吸ってから作業するか、作業おわってから吸えばいいのに…どんだけやねん笑
— ( ㄟ゚☡ ꯷ ㄘԣꩢっ´꒳`*)╮ =͟͟͞͞ 🥐 (@p8f0TQbDWKxCYq5) August 16, 2026
「佐川急便の制服とみられる服装の人物が、荷物を扱いながらタバコのようなものを使用している動画が拡散した」
というところまでです。
では、そもそも佐川急便では勤務中にタバコを吸ってもいいのでしょうか。
勤務中に喫煙OK?
別にいいとか誰にも迷惑掛けてないとか擁護してるバカな人いるけど、そういう問題じゃないのよ
— AruTobIa (@Ekumet_Teress) August 16, 2026
ここが今回、一番気になるところです。
結論からいうと、
佐川急便が勤務中の喫煙を全面的に禁止しているのかどうかは、一般向けに公開されている情報からは確認できませんでした。
そのため、この動画だけを見て、
「明確な社内規則違反だ」
と断定することはできません。
さらに重要なのが、
動画が撮影されたときの詳しい勤務状況も分かっていない
ということです。
映像では荷物を扱っているように見えますが、その時間が通常の作業時間だったのか、休憩時間などに当たるのかまでは確認できません。
「勤務中に喫煙して社内ルールに違反した」
と動画だけから判断することはできないわけです。
一方で、佐川急便が喫煙対策を行っていないわけでもありません。
佐川急便は健康経営の一環として、従業員の食事・飲酒・喫煙・運動・睡眠などを健康指標として公表しています。
2024年度の従業員の喫煙率は45.4%。
2026年度には40.0%まで下げる目標を掲げています。
さらに、グループの健康保険組合を通じて、禁煙に関する情報提供なども行っています。
つまり会社として、従業員の喫煙率を下げる取り組みを進めていることは確認できます。
ただし、これは健康経営としての取り組みです。
「勤務時間中は一切吸ってはいけない」という社内ルールがあることを意味するわけではありません。
作業中は、作業!休憩は、休憩メリハリないよねやっぱりこれはだめだよね
— X j (@Xj034768533375) August 16, 2026
そして今回、もう一つ重要なのが、
「社内規則に違反したか」と「荷物を扱いながら吸う行為が適切か」は別の話
ということです。
仮に明確な規則違反だと確認されなかったとしても、
「じゃあ何も問題ないの?」
という疑問は残ります。
ここが今回の動画で、一番モヤモヤするところかもしれません。
電子タバコ何が問題?
まぁ 仕事中にタバコはダメだわな
フーデリ配達員でもタバコ吸いながら配達してる奴おるけど 俺はかなり好かん💢
少なからず対面受け取りの時にタバコの匂いがプンプンで こいつテキトーに配達してるなと評価してしまう
見た目にも真面目に仕事してるとは思えない
真面目なのかもしれないが…— 🐸副業配達員のささやかな抵抗🙄 (@Jv3t9ORdj520804) August 16, 2026
では今回の動画は、結局何が問題なのでしょうか。
まず浮かぶのが、
「紙タバコじゃないなら、そこまで問題?」
という疑問です。
そのため、
「荷物にタバコの臭いがついた」
「煙で荷物が汚れた」
といった実害があったとも現時点では確認できません。
一方、仮に動画に映っているものが加熱式たばこだったとしても、
「紙タバコではない=周囲に何も出ない」
というわけではありません。
普通の会社でタバコ吸いながら仕事してる人見たことないです(^_^;)
業務中は仕事に打ち込んで欲しいし、しっかりしろよと思う— スラ (@jun2023jun) August 16, 2026
厚生労働省がまとめた知見では、屋内で加熱式たばこを使用した場合、周囲の空気中でニコチンやPM2.5などの増加が確認されています。
ただし、今回の動画に映った製品の種類も、荷物への影響も確認できていません。
そのため、
「電子タバコだから荷物に影響があった」
と結びつけることはできません。
では、なぜ動画を見て違和感を持つ人がいるのでしょうか。
やはり大きいのは、
「自分の荷物だったらどう思う?」
という部分でしょう。
宅配便で運ばれるものは、衣類や食品、家電だけではありません。
赤ちゃん用品や誰かへのプレゼントなど、人によっては臭いや衛生面を特に気にするものもあります。
もちろん今回、そうした荷物に実際の影響があったと確認されたわけではありません。
それでも、
「何を運んでいるか分からない状態で、荷物を扱いながら吸う必要があるの?」
という疑問は残ります。
そして、ここでもう一つ。
「会社のルール以前に、仕事中の行動としてどうなの?」
と感じた人もいるのではないでしょうか。
仮に勤務中の喫煙を全面禁止するルールが確認できなかったとしても、
「禁止されていると確認できない=仕事中の行動として何の問題もない」
とは限りません。
これでは無いですが札幌の中央区でドミノピザの配達中にバイクに乗りながらiQOS吸ってました マジ辞めて欲しいのと配達のピザが食べたくないと思いました
— ButterflyEffect (@ButterflyE973) August 16, 2026
特に配送の仕事では、顧客から預かった荷物を直接扱います。
利用者には、その人がどのような勤務状況だったのか、会社内部でどんなルールになっているのかまでは分かりません。
動画から見えるのは、
荷物を運びながら、タバコのようなものを使用している姿
です。
それを見て、
「自分の荷物もこんなふうに運ばれているのかな…」
と不安になる人がいても不思議ではありません。
仕事には、それぞれ利用者や取引先から期待される振る舞いがあります。
特に顧客の荷物を預かる仕事なら、
「荷物を大切に扱っていると相手から見えること」
も信頼の一部でしょう。
もちろん、動画に映った人物そのものを「社会人として非常識だ」と決めつけるべきではありません。
詳しい勤務状況も、会社内部のルールも確認できていないからです。
ただ、行為だけを見れば、
「仕事と私的な行動を分ける場面ではなかったの?」
という疑問が出てくるのは自然でしょう。
では結局、今回の動画の何が問題なのか。
- 社内規則に違反したと断定できない。
- 通常の勤務時間中だったのかも確認できない。
- 荷物に実害が出たとも確認できない。
- 映っている製品の種類も確定できない。
それでも残るのが、
顧客から預かった荷物を扱っている最中の行動として適切だったのか
という問題です。
宅配便は、自分の大切な荷物を知らない人に預けるサービスです。
だから利用者は、
「きちんと扱ってくれるだろう」
という信頼込みで荷物を預けています。
今回の動画がここまで注目された背景には、
電子タバコそのもの以上に、その信頼とのギャップ
があったのではないでしょうか。
では、佐川急便は今回の動画について何と説明しているのでしょうか。
佐川急便の対応は?
常識的にダメだと思う。
ただこの人の肩を持つ訳じゃないけど、おそらく会社の記録上は休憩してる事になってるけど、実情は休憩を取れない。だけど、移動中も社内規則及びドラレコで撮られる事もあり吸えない。
だから外で作業やりつつ吸うしかなかったんじゃないかな?
— いかめし (@ysLGW209bZ87246) August 16, 2026
ここも気になるところです。
「これだけ動画が拡散しているなら、佐川急便は何て言ってるの?」
と思いますよね。
2026年8月16日時点で、佐川急便の公式サイトのお知らせを確認した限りでは、今回の動画についての謝罪や公式見解は確認できませんでした。
そのため現時点では、
- 動画に映った人物が実際に佐川急便の従業員なのか。
- どこの営業所なのか。
- 今回の行為が社内ルールに違反するのか。
- 会社として何らかの対応や処分を行うのか。
こうした点は分かっていません。
SNS上の情報だけから人物や営業所を特定し、断定するのも避けるべきでしょう。
一方、佐川急便では過去にも、従業員の行動を撮影した動画がネット上で拡散したことがあります。
2016年には、佐川急便の制服を着た男性が荷物を地面にたたきつけたり、台車を投げたりする様子を撮影した動画が問題になりました。
このときは佐川急便側が、動画に映っていた人物が自社の社員だったことを確認。
謝罪するとともに、従業員へのモラル教育を再徹底し、再発防止に努めると説明しました。
ただし、過去に対応した事例があるからといって、今回も同じ対応になるとは限りません。
まず必要なのは、
佐川急便側が事実関係を確認し、今回の行為をどう判断するのか
でしょう。
今回の動画を見ると、
「仕事中にタバコを吸っていいの?」
というところに目が行きます。
しかし調べてみると、佐川急便が勤務中の喫煙を全面禁止しているのかどうかは、公開情報からは確認できませんでした。
さらに、撮影時の詳しい勤務状況や使用していた製品の種類、荷物への実害も分かっていません。
だから現時点で、
「社内規則違反だ」
「荷物に被害が出た」
とまで断定するのは早いでしょう。
決まり事が多く、息苦しい労働環境は悪だと思う
その前提でこの電子タバコは『なし』だと思うどんな自由な職場だろうが、一線を越えたバカ一人のせいで、いらんルールが作られる
動画に映ってるのは、同僚の首を絞める原因になる馬鹿
野放しにしてはいけないという意味でも『なし』— おやさい (@cxHTg9QsWHGu6oh) August 16, 2026
ただ、それとは別に残るのが、
「自分の荷物を運んでいる最中だったら、どう感じる?」
という疑問です。
宅配便は、荷物をただ運ぶだけではありません。
利用者からすれば、
「預けた荷物を大切に扱ってもらえる」
という信頼も含めて利用しているサービスです。
だから今回問われているのは、
電子タバコを吸ったことだけではなく、顧客から預かった荷物を扱う仕事中の振る舞いとしてどうだったのか。
そこなのではないでしょうか。
今後、佐川急便から今回の動画について正式な説明や対応が発表された場合は、状況が変わる可能性があります。

