中野2億円時計窃盗犯はなぜLUUPで逃走?400mで乗り捨てた理由は

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2026年8月25日、東京・中野ブロードウェイの時計店で、約2億円相当の高級腕時計4本が盗まれる事件が起きました。

犯人とみられるのは2人組。

店内にいた時間はわずか10秒ほどで、ショーケースを壊して高級腕時計を奪い、そのまま逃走したと報じられています。

そして、この事件でもう一つ注目されているのが電動キックボード「LUUP」です。

2人のうち1人が逃走にLUUPを使ったとみられており、その車両は事件のおよそ15分前に中野駅周辺で借りられていました。

さらに犯行後、現場から約400m離れた場所でLUUPとみられる車両が発見されています。

ここで気になるのが、

「なぜ犯人は車やバイクではなくLUUPを使ったのか?」

ということです。

 

約2億円もの腕時計を狙うほどの犯行です。

しかも犯行時間は約10秒。

かなり準備していたように見える一方、LUUPは利用記録が残る可能性があります。

それなのに、なぜわざわざLUUPを選んだのでしょうか。

実は「事件15分前に借りた」「約400mで乗り捨てた」という2つの行動を見ると、犯人がLUUPに求めていた役割が少し見えてきます。

 

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なぜ車ではなくLUUPだった?

まず疑問なのが、

なぜ逃走用の車やバイクを準備しなかったのか

という点です。

約2億円相当の高級腕時計を狙うのであれば、車を用意して一気に遠くまで逃げたほうが安全そうに思えます。

しかし、今回の犯行現場は中野ブロードウェイです。

周辺には細い道路もあり、人通りも多い場所です。

車を逃走に使うとなれば、犯行前からどこかに停めておく必要があります。

 

さらに、

「どこに車を停めるのか」

「犯行後すぐ車まで戻れるのか」

「渋滞に巻き込まれないか」

「ナンバープレートや車種を防犯カメラに撮られないか」

といった問題も出てきます。

逃走車を事前に用意すること自体が、犯行前の足取りを増やすことにもなります。

 

一方、LUUPなら街中にあるポートから犯行直前に借りることができます。

車を停めて待機しておく必要もありません。

そして自転車より小回りが利き、徒歩より速く移動できます。

犯人が必要としていたのが、

「何キロも逃げる乗り物」ではなく「犯行直後に現場から一気に離れる乗り物」

だったとすれば、LUUPを選んだ理由も見えてきます。

 

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事件15分前に借りた意味は?

今回かなり重要なのが、

LUUPが事件のおよそ15分前に借りられていた

という点です。

もし犯行後に、

「警察が来る前に逃げなければ」

と慌てて近くのLUUPを探したのであれば、たまたま利用した可能性もあります。

 

しかし今回は犯行前です。

つまり少なくとも、時計店に入る前にはLUUPを確保していたことになります。

ここから考えられるのは、

LUUPが最初から逃走手段として想定されていた可能性

です。

 

店に侵入する。

ショーケースを壊す。

腕時計を奪う。

店を出る。

2人が別方向へ逃げる。

そのうち1人がLUUPで移動する。

こうした流れまで事前に考えていたのであれば、「犯行15分前」という時間にも意味が出てきます。

 

LUUPは犯行後に偶然見つけた乗り物ではなく、

犯行直前に準備した逃走手段だった

可能性があるわけです。

警視庁も、事前に犯行を計画していたとみて捜査しています。

 

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なぜ400mだけで乗り捨てた?

そして今回、最も不思議なのがここです。

逃走に使ったとみられるLUUPは、現場から約400m離れた場所で見つかっています。

400mといえば、それほど遠い距離ではありません。

大人なら徒歩でも数分程度です。

せっかくLUUPを借りたのなら、

「もっと遠くまで逃げればいいのでは?」

と思いますよね。

しかし犯人にとって重要だったのは、移動距離そのものではなかった可能性があります。

 

犯行直後は、

「黒い服を着た人物が逃げた」
「こちらの方向に向かった」

といった目撃情報をもとに追われる可能性が高い時間です。

つまり最も危険なのは、

犯行現場のすぐ近くにいる数分間

とも考えられます。

徒歩で400m移動するよりも、LUUPで一気に移動したほうが短時間で現場から距離を取れます。

そして約400m先で乗り捨てる。

これならLUUPは、

遠くへ逃げるためではなく、犯行現場から素早く離れるためだけに使われた

という見方ができます。

 

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400m先で衣服を捨てた意味

さらに重要なのが、LUUPとみられる車両が発見された付近から、衣服なども見つかっていることです。

ここまでの行動をつなげると、ある流れが浮かびます。

犯行時の服装で店を出る。

LUUPで約400m移動する。

LUUPを乗り捨てる。

犯行時の衣服を脱ぐ。

 

もし実際にこの流れだったとすれば、

400m先は単なる「LUUPを捨てた場所」ではなかった

可能性があります。

犯行直後の姿から別の姿に変わるための場所だったとも考えられるからです。

防犯カメラや目撃者が探すのは、まず「事件直後の犯人の姿」です。

黒っぽい服装だった人物が、数分後には別の服装になっていれば、街中で追跡する難易度は上がります。

 

そう考えると、

LUUPで現場から離れる→乗り捨てる→服装を変える

という一連の動きには一定の合理性があります。

もちろん、警察が「400m先を着替え場所として事前に決めていた」と発表しているわけではありません。

ここは報道されている状況から考えられる可能性の一つです。

ただ、「なぜ400mしか乗らなかったのか?」を考えるうえでは気になるポイントです。

 

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2人が別々に逃げた理由は?

今回、2人組は犯行後に別々に逃走したとみられています。

これも事前に決めていたとすれば、逃走しやすくする狙いがあった可能性があります。

2人が一緒に逃げ続ければ、

「時計店から逃げた2人組」

という特徴がそのまま残ります。

しかし途中で別れれば、目撃情報も分散します。

さらに、

1人は徒歩。

もう1人はLUUP。

となれば、移動速度も進む方向も変わります。

 

追う側からすれば、

「どちらを追うのか」

という問題も出てきます。

そしてLUUPを使った人物は約400m先で車両を捨て、さらに服装まで変えた可能性があります。

もしこれらがすべて事前に考えられていたのであれば、

犯行そのものだけでなく、逃走方法まで細かく準備していた

ことになります。

最新情報によるとその後、2人は再び合流したと見られています。

 

記録が残るのになぜLUUP?

ただし、ここで大きな矛盾が出てきます。

それほど逃走方法を考えていた人物が、

なぜ利用記録が残る可能性があるLUUPを使ったのでしょうか。

LUUPではサービス利用時の位置情報や利用日時などの情報が取得されます。

実際、今回の事件でも「事件のおよそ15分前に中野駅周辺で借りられた」という利用状況が報じられています。

つまり犯人側からすると、

「いつ・どこで借りたのか」

という足取りにつながる情報を残すことになりかねません。

 

ここが今回の事件で最も不可解な部分です。

考えられるのは、

利用記録から自分までたどり着くとは考えていなかった

という可能性。

あるいは、

記録が残っても自分にはつながらないと考える何らかの事情があった

可能性です。

ただし、事件に使われたとみられるアカウントが誰の名義だったのかなど、詳しい情報は現時点で公表されていません。

 

そのため、

「他人名義だった」

「不正なアカウントを使った」

などと断定することはできません。

ここは警察の捜査によって明らかになっていく部分でしょう。

 

LUUPは「第1逃走手段」だった?

今回の犯人の動きを時系列で整理すると、LUUPの役割がより分かりやすくなります。

事件約15分前

中野駅周辺でLUUPを借りる。

時計店に侵入

約10秒で腕時計4本を奪う。

2人が別々に逃走

1人がLUUPを使ったとみられる。

現場から約400m移動

LUUPを乗り捨てる。

付近から衣服などが見つかる

この流れを見ると、LUUPは最終的な逃走手段ではなかった可能性があります。

 

むしろ、

犯行現場から「次の逃走段階」に移るまでの第1逃走手段

だったのではないでしょうか。

犯行現場から最も危険な数百メートルだけ素早く離れる。

そこでLUUPを捨てる。

犯行時の服装も変える。

 

その後は徒歩や別の交通手段を使えば、事件直後とはまったく違う姿で移動できます。

だとすれば「なぜ400mしか乗らなかった?」という疑問にも説明がつきます。

LUUPで遠くへ行く必要は最初からなかった。

犯行現場と、その後の逃走をつなぐ数分間だけ使えればよかった

ということです。

 

便利なLUUPが逆に手がかりに?

犯人側からすれば、LUUPにはメリットがあったのかもしれません。

犯行直前でも借りられる。

車を事前に用意する必要がない。

徒歩より速く移動できる。

狭い道にも入りやすい。

そして必要がなくなれば短時間で乗り捨てられる。

 

特に今回のように「最初の400mだけ移動したい」と考えていたのであれば、使いやすい乗り物だった可能性があります。

しかし、その便利さには大きな落とし穴があります。

利用データが残る可能性があることです。

運営会社のLuupは、利用データなどの調査・提供を含め、警察の捜査に全面的に協力していると説明しています。

犯人が「400mだけ乗って捨てれば追われない」と考えていたとしても、車両を捨てたからといって利用記録まで消えるわけではありません。

 

  • いつ借りたのか。
  • どこから乗ったのか。
  • どのアカウントが使われたのか。

こうした情報が捜査の手がかりになる可能性があります。

約2億円の時計を奪うために考えられたとみられる逃走計画。

その中でLUUPを使ったことが、逆に犯人へ近づく手がかりになる可能性もあります。

「事件15分前に借り、約400mだけ乗って捨てた」

この一見不思議な行動に、犯人がLUUPを選んだ理由と、事件解決につながるヒントの両方が隠れているのかもしれません。

 

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