Netflixで話題『地面師たち』は実話だった?元ネタ迫る!

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2024年7月25日からNetflixで配信されているドラマ「地面師たち」が、スリリングな展開でつい一気に見てしまう!と話題になっています。

有吉弘行さんやかまいたちさんも面白い!とおっしゃっていました。

私も面白すぎて一気に見てしまいました。(全7話)

引用元:YouTube

主演が綾野剛さん豊川悦司さん。豊川さんが冷酷で不気味でとにかく怖いです。

綾野剛さん演じる拓海は唯一、過去が描かれていて感情が揺れ動く様がリアルに感じられます。

主要キャストは皆、主役級で豪華。Netflix俳優とも言われている?ピエール瀧さんも出演。

音楽は石野卓球さんであることも注目されています。

地面師とは、他人の土地の所有者に成りすまし、虚偽の売却を持ちかけて大金を騙し取る詐欺師です。

「地面師たち」は東京の一等地、100億円の土地売買をめぐる不動産詐欺師集団を描いたドラマです。

細かい設定こそ違いますが、実はこの「地面師たち」は実際にあった事件をベースに作られていた事がわかりました。

その元ネタについて気になったので調べてみました。

積水ハウス地面師詐欺事件
原作は2019年刊行の新庄耕さんの小説『地面師たち』で、2017年に発生した『積水ハウス地面師詐欺事件』を元にしています。
舞台は、東京都品川区五反田駅から徒歩3分のところにある旅館【海喜館(うみきかん)】です。
海喜館は2015年3月に廃業となりましが、所有者は売却せずに旅館に居んでいました。
600坪を超える広さと駅から徒歩3分という好立地、100億の価値があるとも言われており様々な不動産会社が狙っていた土地でした。
所有者が入院していたこともあり、そこに目を付けた地面師グループが、所有者になりすまし積水ハウスに土地売却の話を持ちかけました。
その結果、積水ハウスは55億円だまし取られてしまったのです。
地面師グループは他の不動産会社にも話を持ちかけていたのですが、「これは詐欺なのではないか?」と疑念を抱き相手にしなかったそうです。
ではなぜ、大手の積水ハウスは騙さてしまったのでしょうか?
地面師グループと面談の際に「購入希望者がたくさんいるのでスピードが大切だ」と囃し立て、積水ハウス側は他社に話が漏れないよう早急に社内で稟議にかけられ、本来の踏むはずの手順をとばして決済してしまいました。
地面師グループが用意した偽造書類を司法書士が見抜けなかったのも原因の一つだった。と考えられます。
巨額の代金を支払ったのちに、法務局から登記申請を却下されたことでやっと詐欺だった事に気づいたのでした。
地面師グループはどうなった?
主犯格を含む地面師グループ計10人が逮捕、起訴され、有罪判決を受けたが、55億円は戻らなかった。
役割分担がはっきりされていて、多くの人物が関わっている事がわかりますね。
所有者になりすまし、勝手に他人様の土地を売却する事なんてそんなことできるのか?と思っていました。
しかし、実際に地面師は存在し大企業をも巻き込んだ事件に発展しました。
舞台となったこの土地はその後、別の不動産会社が取得し現在は30階建のアトラスタワー五反田という高層マンションが建っています。
最後に
ドラマ「地面師たち」は刺激的な描写から、テレビの地上波で映像化するのは難しいでしょう。
映画だと、これほど話題になることなくマイナーな作品になっていたかもしれません。
Netflixだからこそ出来た世界観であり、Netflixらしい作品だなと感じました。
社会の闇を描いたサスペンスドラマが好きな人には、おすすめの作品です。
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