いよいよ2024年のアメリカ大統領選挙選。
民主党のカマラ・ハリス副大統領がもし勝利すれば、アメリカ初の女性大統領という歴史的な快挙を成し遂げることになります。
今回は、そんなハリス副大統領の生い立ちから現在に至るまでの経歴に焦点を当て、彼女の歩んできた道のりと今後の挑戦についてご紹介します!
カマラ・ハリスは、1964年にカリフォルニア州オークランドで生まれ。
お父さんはジャマイカ出身の経済学者、お母さんはインド出身の乳がん研究者。
そんな多文化な家庭で育ったハリスは、幼い頃から多様性の大切さを肌で感じてきました。
7歳のとき、両親が離婚。彼女と妹のマヤさんは、お母さんと一緒にカナダへ移住しました。
お母さんの言葉、「あなたは多くのことを成し遂げる最初の人になるかもしれない。
でも、決して最後の人になってはならない」というメッセージが、ハリスにとって大きな影響を与えたそうです。
まさに、その言葉通りの人生を歩んでいるのが彼女なのです!
高校を卒業したハリスは、アメリカに戻り、ハワード大学に進学。
政治学と経済学を学び、将来のリーダーシップを発揮するための土台を築きました。
さらに、カリフォルニア大学ヘイスティングス法科大学院で法学を学び、1990年にカリフォルニア州の司法試験に合格!
ここで彼女は「正義の場で直接決断を下したい」という思いから、検事の道を選ぶことに。
アラメダ郡地方検事補としてキャリアをスタートさせた彼女は、当時の検事には珍しく青少年の再犯防止プログラムを積極的に導入し、犯罪者の更生を支援する政策を進めました。
2004年にはサンフランシスコの地方検事に選出され、ここでも「犯罪者をただ取り締まるのではなく、立ち直りをサポートする」という彼女ならではの改革を推進しました。
そして、2010年にはカリフォルニア州司法長官に当選し、アメリカ初の黒人女性として同職に就任。
銀行の不正行為を厳しく取り締まり、消費者保護や刑事司法の透明性向上など、彼女の改革は多くの支持を集めました。
カリフォルニア州からの信任を受けて、2016年には連邦上院議員に当選。彼女は刑事司法改革、気候変動対策、経済的不平等の是正など、幅広い分野で政策を推進しました。
2020年には、ジョー・バイデン大統領候補から副大統領候補に指名され、見事に当選を果たす。
こうして、女性、アフリカ系、南アジア系としての初の副大統領が誕生したのです!
ハリス副大統領が民主党の大統領候補。
彼女がもし勝利すれば、アメリカ初の女性大統領として歴史に名を刻むことに!ですが、彼女にはまだ多くの課題も残されています。
特に、移民政策や経済格差の是正といった重要なテーマに対する彼女の姿勢に、有権者がどのような評価を下すかが鍵となりそうです。
カマラ・ハリス副大統領は、異なる文化の影響を受け、多様性の中で育ちました。
そんな彼女の背景や経験が、今のアメリカにとっての希望の象徴となっているのです。
次世代のリーダーとして、彼女がどのようなビジョンを描き、米国をどの方向へと導くのか、世界中が注目しています。