2025年夏、財界を代表する人物に突如として舞い降りたスキャンダルが日本中を揺るがしました。
サントリーホールディングス前会長・新浪剛史氏が、
“違法成分THCを含むサプリメント”を所持していた
疑いで福岡県警の家宅捜索を受けたという衝撃の報道。
健康志向の経営者として知られていた新浪氏が、なぜそんなものを持っていたのか？
そして本人が語ったのは、「ニューヨーク在住の知人女性が勝手に送ってきた」
という不可解な主張でした。
違法成分は見つからず、検査も陰性。
にもかかわらず、世間の関心は“送り主の女性は誰なのか”
大麻成分「THC」が含まれていた可能性
警察の対応：福岡県警が家宅捜索を実施
結果：問題のサプリは未発見、尿検査も陰性
本人の主張：違法性は否定、「知人女性が一方的に送ってきた」と説明
会社の対応：サントリーHDは「会長の資質を欠く」として辞任を受理
背景：新浪氏の健康志向や筋トレ習慣がサプリ利用の理由と見られている
「送り付けられた」サプリはどこから来た？
家宅捜索の結果、問題のサプリは見つからず、尿検査も陰性。
つまり、現時点では新浪氏の違法性は立証されていません。
それでも波紋が広がったのは、本人の釈明内容によるところが大きいと言えます。
彼は報道陣の前で、「2021年頃にニューヨーク在住の知人女性が送ってきた」と説明。
しかも「中身を知らずに受け取った」と発言したことで、かえって不信感を呼びました。
「その女性は誰なのか？」
「なぜアメリカからそんな成分を含むサプリを？」
SNSでは瞬く間に“犯人探し”が始まったのです。
ネットで浮上した人物像
女性の実名は明かされていませんが、ネット上ではいくつかの仮説が広まりました。
健康系マッサージ師説
最も早く注目されたのは、「NY在住で健康に詳しい人物」という条件に合致する著名マッサージ師の存在です。
匿名のSNS投稿で「福岡に弟がいる」との噂が拡散され、まことしやかに囁かれるように。
ただし、その正体を裏付ける確かな情報はなく、信憑性は乏しいのが実情です。
元妻・過去の女性説
新浪氏には複数の結婚歴があるとされ、過去の配偶者がアメリカ在住だった可能性も取り沙汰されました。
時期的に「2021年頃に知り合った女性」との証言に合うことから、元妻が送り主ではという推測も。
とはいえ、動機や関係性が曖昧で、裏付けもないため真相は不明です。
善意か策略か？
新浪氏は終始、「健康を気遣ってくれた知人女性が送った」と語っています。
う～ん！
アメリカではTHCが合法な州もあるため、成分の危険性を理解していなかった可能性もあります。
しかし一方で、「社内の動きを見越した計画的な罠だったのでは？」という声もありました。
2021年に送られたサプリが、なぜ今になって問題視されたのか。
その“タイミング”に疑問を抱く人も少なくありません。
悪意があったとすれば、送り主自身が新浪氏を陥れようとしたか、
何者かに利用された可能性もあるでしょう。
サントリー社内の迅速すぎる対応
注目されたのは、サントリーが“違法性が証明される前”に、会長辞任を決断した点です。
同社は外部弁護士を交えた調査チームを設置し、聞き取りののち、
「トップとしての説明責任が果たされていない」として退任を要請。
これに対し、「社内に新浪氏の退任を望む勢力がいたのでは」という見方も出ています。
聞き取りが行われた期間の短さや、辞任までの流れのスムーズさも、そうした疑念を後押ししました。
企業イメージを守るための迅速対応とも取れますが、同時に“何かのシナリオ”があったのではという不信感も生んでいます。
新浪剛史という人物
新浪氏は、サントリーの顔としてだけでなく、ローソンや経団連でも重要な役割を担ってきた存在。
“発信する経営者”として名を馳せた一方で、過去の女性関係や離婚歴にまつわる噂がくすぶっていたのも事実です。
そのため、「知人女性」の存在が浮上した瞬間、過去の背景までもが一気に蒸し返され、
ネットでは“事実未満”の憶測が一人歩きしました。
立場のある人間ほど、何か起これば「説明責任」を求められる。
それを怠った時、たとえ法的には“白”でも、社会的には“黒に近い灰色”として扱われてしまう。
それが、今回の事件が大きく炎上した原因の一つ。
真相は明かされるのか？
送り主とされる女性の素性も、動機も、未だ明かされていません。
しかしこの事件が浮き彫りにしたのは、
情報の空白が生む憶測の危うさと、社会的地位ゆえの過剰な反応。
果たして新浪氏は、いつか真実を語る日が来るのでしょうか。
そして「知人女性」は、本当に善意の送り主だったのか。
今もなお、事件の本質は謎に包まれたままです。
